私はテレビで大谷がホームランを打つのを見たを英訳してもらいました。
I saw Ohtani hit a home run on TV.
でも、私はホームランを打っているのを見たのだから、
I saw Ohtani hitting a home run on TV. の方がいいと思いました。
ChatGPTに尋ねてみたところ、英語では「見る」動詞(see, watch, hearなど)の後に続く動作を表現する際に、瞬間的な出来事(hit, kick, startなど)については動詞の原形を使うことが一般的だという理由を教えてくれました。
ただ、それだけでは十分に納得できませんでした。なぜそれが一般的なのかをもっと深く知りたかったのです。
そこで、尊敬する英語の先生に聞いてみたところ、①「see O ~ing」と②「see O 動詞の原形」では意味合いが変わってくるとのことです。
簡単に言うと、①は瞬間的に見ている、つまり「バットを振った瞬間を見ている」ということを指します。
②は最後まで見ている、つまり大谷がホームランを打った瞬間から最後まで、つまりダイヤモンドを回ってホームベースを踏むまでを見ていたことを意味するのだそうです。
だから、「I heard a bird singing a song」とは言うけれど、「I heard a bird sing a song」とはあまり言わないのです。
なるほど、今回は「I saw Ohtani hit a home run on TV.」が正解だということがわかりました。
ChatGPTやBardのようなAIは便利ですが、すべての答えを知っているわけではないことを再認識しました。特に言語やニュアンスに関する微妙な違いについては、nativeの感覚も重要だと感じました。
例えば、ネイティブスピーカーや言語学の知識を持つ人に意見を求めることは、より深い理解につながると考えられます。
AIは、文法的な間違いを指摘したり、多様な例文を提供したりするなど、学習の補助としては非常に有用です。しかし、言語のニュアンスや文化的な背景など、より複雑な概念を理解するためには、やはり人間の教師やネイティブスピーカーとの対話が必要不可欠です。
そのため、AIに頼りすぎるのではなく、AIと人間が協力し合いながら学習を進めていくことが、より効果的だと考えます。