計算ミスが多い人や計算が遅い人には、100マス計算がお勧めです。特に二桁の100マス計算なら、5分以内で全問正解を目指すとよいでしょう。
私もこの時期にはよく高校生と勝負しています。歳を取ったとはいえ、まだまだ負けていられません。私の場合は大体4分程度で終わりますが、10分近くかかり、しかも10問近く間違える生徒もいるので、ほとんど負けることはありません。
ただし、計算を速くするためにはいくつかのコツがあります。例えば、次のような100マス計算を見てください。
私は横に進める派ですが、縦に進めても構いません。
- 1列目・・・ 83+23=106、83+36=119、83+74=157・・・ 普通に計算してもいいのですが、例えば最初に83から3を引いて80にし、
80+(23+3)=106、80+(36+3)=119、80+(74+3)=157・・・と暗算する工夫もあります。 - 2列目・・・ 97+23=120、97+36=133、97+74=171・・・ 97に3を足して100にしてから計算すれば早く、
100+(23-3)=120、100+(36-3)=133、100+(74-3)=171・・・という工夫です。
もちろん、すべての計算でこのような工夫をする必要はありません。
例えば、8列目の50のような数字は、そのまま計算して問題ありません。
ただ、タイムを縮めることだけに意識が向いて計算ミスをしてしまっては本末転倒です。
「迅速に、そして正確に！」というよりは、「正確に、そして迅速に！」を意識して取り組みましょう。